在宅介護を支える一番の要因は、在宅で介護をする人達へのバックサポートがしっかりと充実しているかどうかに掛かっていると思っています。
子供や配偶者の皆様が限界ぎりぎりの所まで在宅介護を行い限界点を超えた時に安心して任せる事ができる施設の充実なくして在宅介護など不安で不安で堪らない事になると思います。
先週末に懇談したある市議会議員の方が、国民年金だけで利用できる施設を八王子市独自に造れないものかと言ってましたが、豪華な設備でただ広い個室の居室に拘る特養などとは別に木造でも軽量鉄骨の建物でも建築コストを抑え国民年金でも厚生年金でもその人が貰える収入の範囲で重度の介護から終末まで看て貰える施設が自宅の近くにあってこそ地域包括ケアも進んでいくのではないかと思っています。
有料老人ホームやサ高住など費用が出せればいくらでも選択肢がありますが、在宅での介護しか選択肢がない人達への対応こそ一番にすすめなければいけないと思ってます。
現在、国民年金だけで利用できるのは特養の多床型だけが唯一の施設ですが全国で50万人の待機者が日に日に増えていても厚生労働省は施策を変えませんね。残念です。