美薗会 理事長ブログ

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無責任だと思う

昨日の読売新聞で、広がる「お泊りディ」介護施策機能不全の表れという記事が掲載されていました。
お泊りディサービスの位置づけは、日中のディサービスだけが介護保険制度内のサービスで夜間の宿泊は介護保険サービス以外なので行政の目がいき届かないと書かれていますが、行政的にかなり無責任ではないかと感じます。
何故、一泊2000円程度で高齢者の宿泊を受けるのかというと当然翌日のディサービス参加者として確かな収入源を確保できるからですが、在宅での悲惨な介護状況を看かねて宿泊を受け入れてケースも多々見られます。中には1年間一回も自宅に帰れない人もいるようで住居化している場合もあるようです。
個人的な邪推ですが、介護保険制度としては介護報酬の負担がかからず多床型の特養を潰して起きている数々の弊害の代案的に「お泊りディ」を黙認しているように感じ嫌らしさを覚えます。
読売新聞の取材によると低所得の高齢者らは費用のかかる有料老人ホームにも入れず「自分達の年金で唯一入れる多床型特養の空き待ちを続けざるを得ない」と悲痛の訴えが数多くあるようです。
そうした行き場のない高齢者の「お泊りディ」が受け皿となっている事が否めない現在の介護施策の責任は一体誰が取るのでしょうか。?
国民年金や厚生年金で安心して入れる高齢者施設を早急に創設すべきではないでしょうか。

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