遂にこんな馬鹿げたサイトが立ち上がり新聞に載っていました。
要するにユニットケア型にした特養は、職員もいない待機者もいないので23区内で特養を待機している人向けに西東京方面の特養を宣伝して何とか利用者を確保しようとするホームページを若手職員の提案で立ち上げたとの記事でした。
そもそも広域型の特養は東京全域から利用できるのに、わざわざ宣伝しなければ利用者が集まらない状況になったのは、ユニット型の個室に誘導され利用料が高くなり国民年金だけでは利用できなくなったのが一番大きな要因で、明らかに国の福祉施策のミスだと自分は思います。
(もし低所得者には体よく特養を利用させず社会保障費を下げる作戦であれば効果抜群です。)
低額で利用できる多床型の築年数の古い特養は数百人以上の待機者を抱え利用者には困っていませんが、狙い撃ちのように介護報酬が減額された為、建て替える余裕など全くありません。
耐震や土砂災害などで泣く泣くユニット型特養に建て替えさせられ、職員の補充ができずに定数割れしている施設や14万円以上の利用料が払えず多床型特養を待機し続けている人々が本当に報われない方向に流れている感じを受けます。
青梅あたりで14万円以上払うのであればサニーライフのような安い有料老人ホームに入ったほうが、よっぽど良いと個人的には思いますが皆さんは如何ですか?
また今でも厳しい病院経営を更に圧迫する事になる診療報酬の切り下げは如何なものかと思ってしまいます。
老人保健施設や病院の経営は決して楽とは思いませんしこれ以上圧迫して経営が成り立つのか本当に心配になります。