本質は？

高齢者住宅財団が2016年11月に全国の無届け有料老人ホーム692か所に調査票を送り32.5％の225か所から得られた回答結果を発表しました。
まず高齢者が何処からの紹介で入所したかについて複数回答で聞いたところ「病院や診療所」70.7％と最も高く次いで「ケアマネージャー」68.9％、「地域包括支援センター」42.7％という結果になりました。
また、入居の動機については、「家族・親族の支援がない」66.7％、「病院からの退院後に自宅にもどれない」62.7％が上位を占めました。
同調査によると無届ホームの平均利用料は105.000円に対し、届け出されたホームと比べ20.000円安かったようです。
同財団の理事長は、医療や福祉の専門家が違法なホームを紹介するのは望ましくない。国や自治体は低所得者の住居確保に力を注ぐべきだと発言し、厚生労働省高齢者支援課は、届け出されなければ、行政が実態を把握するのが難しく事故や虐待があっても入居所を保護できないと話しているようです。
低所得でも年金の範囲内で利用できていた多床型の特養を潰せば誰にでも分かる流れだし、臭いものには蓋して見て見ぬふり、頭の良い人達には敵いません。