美薗会 理事長ブログ

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少し驚いた事

先日、市内の有料老人ホームを調べていたらユニット型の特別養護老人ホームの宣伝にたどり着きました。
埼玉県の特養では4床以上の空が常にあり即日入居可になっていました。またその宣伝サイトには有料老人ホームもサ高住もグループホームも関係なく掲載されていました。
特養が自費でネット宣伝する時代になったのかと少し驚きを感じましたが、今だ高額な建設補助金という名目の税金が投入されている事実を厚生労働省はどう考えているのか良く分かりません。
多床型特養の介護報酬を大幅に減額しユニット型特養の報酬を高く設定し、何百人も待機者いる多床型特養を追い詰めユニット型を進めた結果がこれです。
最後のセーフティネットである現在の多床型特養の介護報酬では、建設費用を全額用意して無借金で建て替えなければ今の施設の限界がきたらそこで終わりです。
まぁ、2042年以降は高齢者が減っていくので特養が要らないのかも知れませんが、我が身は自分達で守れるよう無借金建て替えを目指すしか道は無いようです。
因みに最近新設されたユニット型特養(120床)は2,300,986,000円の建設費用で、借入金が1,143,100,000円、自己資金560,414,000円という恐ろしい数字が計上されていました。
22年前ですが絹の道(84床)の創設時、建設費が1,158,750,000円、借入金が200,000,000円(金利分は補助)で20年毎年1000万円返していましたが結構大変でした。
時代も補助金率も違いますが、単純に多床型とユニット型の建設費用を比較すると多床型1床当たり1400万円・ユニット型1900万円となります。
無駄に広いユニット型特養、本当に怖い時代に成りました。

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