現在、特別養護老人ホームは所得が低い方も高い方も収入の約70%程度で利用できる多床型(所謂4人部屋)の特養と収入に関係なく一定の料金を支払うユニット型(所謂個室型)の2種類に分けられます。
待機者が多く入居できないのは多床型の特養でユニット型の特養は金額さえ気にしなければ即日に入居可能です。
ユニット型の特養の料金を支払えば、有料老人ホームやグループホーム、サービス付高齢者住宅など他に多くの選択肢もあり裕福な高齢者にとっては至れり尽くせりの世の中に成ってきました。
八王子市内の多床型の特養が、年々建て替えでユニット型に変わるため多床型の特養は、12年前に比べ半分程のベッド数に減少しているため、益々多床型の特養への入居は困難になっています。
所得の低い人はどんなに介護が重くなっても在宅介護で頑張らなければいけない、独居になっても最後の最後まで自分で暮らしていかないといけない・・・そんな社会でなく社会福祉施策によって安心して最後の最後まで暮らしていける八王子市南大沢圏域にしたいと思っています。