美薗会 理事長ブログ

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高齢者の癌治療

政府は、高齢がん患者に対する抗がん剤治療の効果について大規模な調査に乗り出す方針を固めたようです。
高齢者にとって身体的な負担の重い抗がん剤投与による延命効果を疑問視する声もあるため、大規模調査に基づく科学的分析が必要と判断し高齢化が進む中、がん治療のあり方に一石を投じる可能性が出てきました。
抗がん剤はがん治療に効果を発揮するものの、痛みや吐き気、肺炎などの副作用を伴います。特に高齢者では、若年層や中年層と比べて他の病気を併発していることも多く、抗がん剤による副作用で体力や気力が落ちることで、結果的に延命効果は限定的になるのではないかという指摘が医療界に多くある一方で高価な抗がん剤の使用拡大は医療費の押し上げ要因になっているとの声も多く上記のような方針を模索しているようです。
最近は高齢者の看取りが多くの機会で取り上げられるようになってきましたが、我々のような死が身近にある業界で働く職員は、常に最新の動向や医療業界の方向性に注意し命の尊厳と死生観を模索していく必要があるのかも知れません。
100人いれば100通りの死生観があるのかも知れませんが、絹の道の姿勢や考え方を十分説明し理解頂くよう努力していきましょう。

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