最近の衆議院で介護保険の3割負担が実現しそうになっていますが、上限規制がかかっていますのでユニット特養は何となく大丈夫のようですが、本当の狙いは全対象者を2割負担にする布石だったら笑えます。
昨日は、第七期高齢者福祉計画・介護保険事業計画策定委員会に参加してきましたが、国策のトップが地域包括ケアシステムの構築という相も変わらず戦前の隣組的相互共助を各地域に根差した特徴を掴んで頑張れ的な資料が配られていました。
自立支援・重度防止に向けた機能の強化、医療・福祉の連携、地域共生社会の推進だそうです。
また全市区町村が、和光市のように機能強化を図れとか、医療と介護に特化した新たな介護医療院という名称の介護保険施設の創設が発表されましたが、これだけ介護スタッフが集まらない現状で新設は無理だと思います。
最後は「我が事・丸ごと」の地域福祉推進だそうですが、何となく「産めよ増やせよ」の頃と本質は変わらないような気がします。
所得倍増計画の時とか日本列島改造の時のような取り合えず前向きな国策を期待していましたが、時間が経てば自然に解消する超高齢化問題は精神論だけで良いのかも知れません。
せめて50年後の日本を担う保育問題や貧困児童問題位は国策として有効な手段を示してほしいものです。
高齢者問題は出来る範囲で現勢力で頑張っていきましょう。