平成27年度の決算が出来上がってきましたが、創業初の赤字決算となってしまいました。
本業ではそこそこ優秀な黒字決算なのですが、今回導入された新会計基準による決算の基本的ルールが変更された為に決算の表面上の数字は赤字となってしまいました。
昨年改正された介護報酬の大幅な減額のため社会福祉法人の25%以上は赤字経営になっていると業界紙で報道されていますが、人件費や業務拡大による借入金返済なども考えられますので信用できるかどうか微妙です。
今回の新会計基準によるルール変更は有価証券等の評価方法が変わり購入価格の評価から年度末における時価評価に変更されました。
時価評価はそのときに売買した場合の価値ですので有価証券として持ち続けている場合時間の経過で変動するのでまったく意味がないと思いますが国が決めた事なので仕方ありません。
漏れ聞くところによるとトリガー付きの仕組債などで大きな損失を隠蔽していた法人や株で大きな損失を隠蔽していた法人があった等との噂が流れています。
いきなりの決算ルール変更で数字的には赤字決算となってしまいましたが、介護保険事業においては今期も頑張った数字になっているのは法人職員のみなさんのお蔭だと思っています。
明日のノロウィルス対応で頑張ってくれた職員慰労会では、呑んで食べて楽しんでいきましょう。