・自宅で家族を介護している人の約7割が精神的・肉体的に限界を感じていたことが毎日新聞の調査で分かったようです。約2割は介護疲れなどから殺人・心中を考えたことがあるとし、被介護者に暴力をふるった経験を持つ人も2割を超えたようです。負担や孤立に悩みながら、愛する家族を支える介護者の姿が浮かび上がったと報道されています。
また別の報道によると介護による不眠状態が「続いている」と「時々ある」を合わせると、全体の約6割に上り一晩に起きる平均回数を尋ねたところ、1〜3回が約7割を占め、4〜9回も14%もの人がいたようです。不眠状態が続いている人の38%、時々ある人の22%が殺人・心中を考えた経験があると答えたようです。
認知症などの症状のために夜間の介助が必要な人は多く、介護者も不規則な生活を強いられ在宅介護の現場では、介護者の不眠状態が深刻な問題の一つであることが裏付けられたようです。
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在宅介護はある程度のところで限界を迎えます。病院への入院や財産があって有料の高齢者施設に入れる人は問題ありませんが、多くの普通の高齢者は費用的問題で在宅介護の継続しか選択肢にない場合があります。
やはりユニット型特養を廃止し年金の範囲内で利用できる低コスト高齢者施設の創設が絶対に必要だと思います。
国民年金や厚生年金の人が生活保護よりも劣悪な環境で生活するのは間違っていると思います。