昔、飯田橋方面のとある協議会の経営検討委員として集まった時に職員の離職率をコントロールして給与の上昇を抑制し利益をあげていると自慢げに話していた人がいましたが、現在ではどこも介護職の確保に困難を極め都内においては定員数を下げて運営している特養もあるようです。
当時聞いた時は定期的に職員を入れ替えて人件費アップの抑制を意図的にやっていいのかよと呆れてみたり、結婚即ち退職で離職率アップや妊娠即円満退職で離職率アップなどのしょうもない自慢話を公益な団体の経営検討委員会で普通に話しているのを聞いた時は、マジかよという驚きとこの業界は本当に駄目かもと思ったものでした。
(補足ですが20年前は全介護職を20代の独身女性で雇用できた時代もありましたが・・・)
まぁはっきり言って自業自得以外の何ものでもありません。
目先の利益に走った結果、介護業界はブラック業界との認識が広がり、日本を代表する一部上場企業のグループ会社でも高齢者を勤務中に連続殺人するまでになってしまいました。
寿退職を奨励し出産サポートなど一切なく資格や経験がなければ採用しない業界全体の体質が昨今の介護人材不足を招いたと言わざるを得ません。
個人的な意見ですが、新聞折込やハローワークにいつも何時も介護職の求人を掲載されている介護事業所は返って不利な状況になっているかも知れません。
今後どうやって介護人材を確保していくのか真剣に考えなければいけない時代だと思いますが、人材育成は長い年月と人と人との絆のうえに成り立つもので一朝一夕で達成できる課題ではないと感じています。
これからも精進して経営努力していきますので法人職員の皆さん宜しくお願いします。