毎日新聞の調査によると介護している自分の家族を殺害した「介護殺人事件」44件を調べたところ、半数近い20件で加害者が昼夜を問わない過酷な介護生活を強いられていたことが分かったようです。
不眠で心身ともに疲れ果てた末に犯行に及んだとみられるケースや「事件当時はうつ状態」と診断された例も目立ったようです。
介護疲れによる殺人や心中は後を絶たちませんが、認知症や障害を抱えた家族を介護する人たちの厳しい現実が浮かび上がったようです。
何時も主張していますが、重介護になって限界突破した時に施設にすぐに預けられるシステムがあってこそ在宅介護が安心してできると思っています。
ヘロヘロになるまで介護して寝不足や将来への不安で愛する家族を殺してしまった後悔と懺悔で人生を歩んでいる被告の人々が本当に憐れでなりません。
少なくとも鑓水や由木の地でこのような悲惨な事件が起きないよう念じています。