ロイター通信によると サウジアラビアの富豪で投資家のアルワリード・ビン・タラール王子は1日、個人資産320億ドル(約3兆9500億円)の全額を、段階的に慈善事業に寄付する方針を明らかにしたようです。
資金は自身の名を冠した慈善団体を通じ、医療関連や女性の権利向上などの分野に分配される模様です。
この人の人生を少し調べて見ましたが王族といえども直系の血筋でないため官界での出世はできずビジネスでの立身を考えたようで、かの地の人では考えられない約束の時間を完璧に守り官庁への紹介ビジネスを王族特権なしに遂行し世界中のビジネスマンから信頼を得て、その後稼いだ金を元手に投資ビジネスに向かうのですが、情報管理のために銀行機関の買収を重ね、あらゆる情報に基づき底値の企業を底網漁のように買収して巨万の富を得たようです。
女性の地位向上や王族による経済支配も否定しているようでとても好感をもてる人物像ですが、3回の結婚に失敗し贅の限りをつくしイスラムの教えの一つである「喜捨」という富める者が貧しい者に富を分け与えることは義務とされることを人生最後の奉仕としたように感じます。
寄付の金額がギネスに載ることは間違いないようです。