先週は、とある事情があって月曜日~土曜日まで休肝日にしました。
仕事呑みも宴会もなかったので気合と根性で6日間家で溜め置いたビデオを見ておとなしく過ごしました。
休肝日については諸説色々あって意味ねぇよという医師のご意見もあるようですが、今回見つけた文献はその真偽を検証したもので、JPHCと名付けられた、厚生労働省研究班「多目的コホート研究」の、データを活用したものです。
これは全国の88000人余の中高年の男女を、10年余追跡調査したものです。
アルコールの摂取量と休肝日を作っているかどうか、その違いとその後の病気や死亡のリスクとを検証しています。
その結果…
男女とも、アルコールの摂取量が週に300グラムを越えると、その後の総死亡のリスクは有意に増加します。
このアルコール摂取量と、週に何回アルコールを飲んでいるか、という回数のデータとを併せて解すると、女性では常用者の数が少なく、解析の対象としては不充分との判断になりました。
男性においては、同じ週300グラム以上の摂取においても、その飲酒回数が週に4日未満では総死亡リスクは増えず、週に5~7日の飲酒においてのみ、そのリスクの上昇が認められました。
つまり、男性に限定しての話ですが、休肝日の効果が、一定レベル確認された、という結果でした。
また、週300グラム以上でも、3日休肝日を設けるとむしろ週300グラム未満のグループよりも総死亡率は下がっている印象があるデータとなっているようで厚生労働省が定義する大酒呑み(自分を含めまわりの人多数)にとって都合の良いデータですので皆さんにお知らせします。
呑むときは気兼ねなく呑みたいだけ呑み、休肝日を週2~3日以上設けることが重要のようです。