今更・・・？

今朝の新聞によると、がんや認知症などの身内を在宅で介護する「患者家族」の７割以上が負担感を持ち、このうち３分の２が心身に何らかの不調を抱えていることが、介護者を対象に読売新聞がインターネットで行った調査で分かったようです。
介護の担い手は２人以下が大半で、身近な相談相手の不在が負担感の大きさと関連していたと報じられています。
調査は昨年８～１２月、読売新聞の医療サイト「ヨミドクター」を使い、患者家族の負担感を５段階で尋ねた５００人が回答し国立がん研究センター東病院の小川朝生・精神腫瘍科長に結果分析で助言を得たようです。
介護負担を訴えた人は、「とても」（３６％）、「少し」（３５％）を合わせて７割を超え、同居介護では７６％が負担を感じ、別居介護は６２％だったようです。男女別では、女性（７５％）が男性（６６％）よりやや高率で排せつや入浴など負担の重い介護の担い手も、ほぼ３対７で女性が多かったようです。
負担を訴えた人のうち、介護の影響で心身が不調な人は６７％。体の痛みで２３％、体の痛み以外の症状で２６％、気持ちの落ち込みで３６％、不眠で３９％が「いつもある」か「たいていある」と回答し四つ全てが当てはまる人も１１％もいたそうです。
また、介護に携わる患者家族は２人以下のケースが全体の８割を占め、このうち８割弱は、介護のために友人と会うなどの社会参加の機会が減った回答したようです。
一方、身内に悩み事を相談したり、愚痴が言えたりする相手がいる介護者は負担感が小さく負担を感じない人の８３％にはこうした相手がおり、負担を感じる人では６３％だったようです。
個人的な感想ですが在宅介護は経費負担が少ないと考えられているようですが、それは大きな誤りで上記のように家族や親族が大きな負担を強いられていると思われ重度になればなるほど負担感も大きくなり団塊の世代が後期高齢者となった時に今日なされている在宅介護への転換が大きな悪影響がでなければ良いなぁと思っています。
何時もの愚痴ですが、例え多床部屋でも安価で利用できる特別養護老人ホームのほうが結果的に費用対効果が高いような気がします。