以前、職員達との呑み会で水滸伝の話が出てもう一度読み直してみようかという気になり現在6巻目を読んでいます。
巷では孫子の解説本が10万部以上も売れているようでNHK大河ドラマの黒田官兵衛の中でもチョイチョイ孫子の言葉が引用されています。
水滸伝の厳しい所は108人の登場人物がいる所で大御所キャラがあっという間に死んでしまい、別キャラが彗星のように舞い降りてきてシナリオが進んでいく所ではないかと思っています。
とは言え三国志とはまた違う面白さがあり年齢を重ねて読んでみると若い頃とは違う感想を持ちます。
戦国ものといえば戦う武将メインで戦略や個々のバトルが物語の中心になりますが、水滸伝では兵站だけでなく当時の権威を示す塩を闇のルートで確保し梁山泊という革命のシンボルを全土に示し鍛冶屋スキルを上げ最高の武器生産や馬生産から調教に至るまで戦う人間だけでなくそういうものに適した人間達にスポットを当てているのも醍醐味だと思います。
全19巻あるのでゆっくり楽しみながら読んでいこうと思っています。