今朝の読売朝刊に認知症高齢者孤立という表題で昨年の成年後見を親族に代わって市区町村長が家庭裁判所に申し立てたケースが昨年は5064件に上ったことが最高裁のまとめで分かったそうです。
5年前に比べ約2.7倍の伸び率で本人の子供の次に2番目に多いのが市区町村長申し立てという結果のようです。
昨日に引き続き今日もまた愚痴っぽくなりますが、措置から介護保険に移行したときに無理があったのに、この14年間大幅な修正もなく費用が掛かる理想的な施策を変更せず当然の結果を招いているのに介護保険の行政関係者は見て見ぬ振りのような感じがどうしてもします。
社会福祉はある程度、行政機関がそれぞれのケースを吟味し選定し必要に応じて対応していかなければ莫大且つ無尽蔵の予算が無い限り破綻します。
年金・生活保護・介護保険・医療保険など等そろそろ国民全員が真摯に向き合い痛みが伴う改革が必要なような気がします。
措置制度の良い面を復活し行政がもっと個人に向き合い、個人は自分の人生で培ってきた現状の責任を受け止め自己責任で頑張り最後の最後どうしても厳しい時だけ行政にフォローしてもらう。
国の世話になるのは恥という意識がなくなったんですかね。

例えば救急車をタクシー代わりに使うのであればタクシーより高い料金設定にすれば、本当の救急以外では使わなくなるのですが色々難しいのでしょうね。