外食大手「ワタミグループ」の関連会社であるワタミタクショク株式会社による弁当宅配の際の安否確認サービスをめぐり、横浜市港南区で独り暮らしをしていた女性=当時(72)=が死亡したのは弁当宅配員が安否確認の義務を怠ったために異変が見過ごされたのが原因だとして、女性の長男で自営業の男性(51)が、ワタミタクショクと吉田光宏社長・宅配担当者、さらに外食大手「ワタミグループ」創業者の渡辺美樹参院議員を相手取って計2,200万円の損害賠償を求める訴えを横浜地方裁判所に提訴したようです。
原告の代理人弁護士によると、この長男は昨年2月、週5日の手渡しによる弁当宅配契約とともに、女性に異変があった場合に家族らへ連絡する安否確認サービスのオプション契約をワタミタクショク側と結んだ。また事前の取り決めでは、利用者が不在のときには専用ボックスを玄関前に出すことになっていたとされる。
ところが昨年8月12日の当日では、女性の応答がなくボックスも出ていなかったにも関わらず、宅配員は長男など親族に連絡せず弁当を置いただけで立ち去っていた。翌日、心不全で女性死亡しているのを長男自身が発見したようです。
この安否確認のサービスは当初は地域のボランティアが担っていましたが、行政が行うようになり現在は民間企業が行っているケースが多いようですが、28年ほど前に多摩市で1日150食の配食を行っていた頃を懐かしく思い出しました。
亡くなっているのを発見したり、倒れている人を寸前で救助したり色々ありました。