二日連続で夜間時における緊急一時保護の依頼を受けました。市役所や警察などの公的機関からの依頼ですので本来であれば市内全ての特養が受ける事が本来あるべき姿だと思っていますが、なかなか思うようにいきません。
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何故上手くいかないのか考えてみると根本的な問題は、責任の所在だと思っています。身元不明高齢者や感染症のリスクの他、虐待による緊急保護など後々煩わしい問題を抱える可能性もあるので普通に考えると施設長や相談員による決済案件であるとの思い込みがあるように感じています。
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では何故当法人は受入れ可能かと言うと「夜勤者に受入れ権限があり」&公的機関が市内で受入れ施設がどうしても見つけられない場合は基本的に全て受入れて下さいと法人からお願いしてあるからです。30年近くこの方針で夜間時や祝祭日の緊急一時保護の受入れをし色々な事はありましたが、自分的には、社会福祉法人の存在意義を示しているだけだと思っています。
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社会福祉法人として「慈愛と博愛」の精神を社会で実践し認められる為には一番困っている人を救済する事だと結構本気で考えています。その為に夜間の職員の皆様には大変な苦労をかけていると認識してますし大変感謝もしています。あらゆる責任は全て法人(理事長)にありますので今後も安心して受け入れてください。ですが、公的機関が手を抜いていると感じた時はキッパリと断っても全然OKです。全ての判断をお任せします。