先週、12日に1人の利用者さんが発熱しPCR検査で陽性となり、同室者と食堂の同席者に抗原検査を行ったところ4名の高齢者が陽性反応となり、保健所の指示で利用者全員のPCR検査を実施したところ先の抗原検査陽性者4名がPCR検査でも陽性確定されました。PCR検査と100%符合した日頃馬鹿にしていた抗原検査キットも結構信用できると思いました。
.
発熱された高齢者は、翌日には平温に戻り経過観察となりましたが、無症状で食欲もあり自然治癒となりました。他の4名も嘔吐等の症状が一度だけありましたが、その後はやはり自然治癒となって経過観察終了時まで至って元気に普通に過ごされたようです。
.
PCR陽性者発生5名以上なのでクラスター施設として八王子市ホームページに掲載されています。詳細は、絹の道のホームページに速報を掲載していますので興味のある方はご覧ください。今回、昨年発生した特養クラスターと違って蔓延拡大せず全員が、軽症・無症状で済んだのは、感染予防に対する正しい知識に基づいた日頃の介護手順の適正だと感じています。
.
職員ひとり一人の完璧な対応と感染症に対する正しい知識が、この結果に結びついたと感謝すると共にワクチンは本当に偉大だと思いました。残念ながら死亡患者の多くはワクチン未接種だと報道されていますが、残念なことです。あと、2か月位で希望する国民へのワクチン投与が終わりそうなので、あと少しだけ頑張っていきましょう。
.
ちょっと怖いのは、当施設5名の感染者のうち4名がワクチン2回接種者です。重症化はしなくてもコロナ感染者が、近くにいると間違いなく感染するのが、一抹の不安です。