最近ふと感じるのですが、介護保険制度発足時に戦後から細々と続けられてきた高齢者向けの社会福祉事業が介護保険に取り込まれ、何時しか社会福祉事業でなく介護保険制度上の契約によるサービスの提供という形に変わってしまいました。
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しかしながら、当法人は24時間365日市役所や警察から緊急一時保護の依頼があれば、夜勤者や日勤者の判断で受入れを行ってきましたが、さすがに現在はできなくなってしまいました。
ネグレクト等による保護や警察からの保護依頼は、本来介護保険制度上での対応は定義されてなく、社会福祉法人としての何となくの使命感から受けてきましたが、今回のコロナ騒動で安易に受け入れできなくなり対応策を思案しています。
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駄目もとで、これからの緊急一時保護案件の場合は、まず医療機関でCPR検査を優先的に実施し陰性が確認された時点で速やかに高齢者施設で受け入れる体制づくりを保険者に打診するよう指示してみましたが、結果がどうなるか・・・です。
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市民パワーの強い区では、介護保険以外に措置や介護保険以外の一般予算対応で介護保険以外の福祉的サービスを提供しているところもありますが、市町村には荷が重いので医療介護の現場で対応するしかないのですが、今回のコロナはとても厄介です。
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仕方のない事ですが、自分たちで対応できる事を模索しつつ頑張って行こうと思いますので皆様方のご協力をお願いします。