美薗会 理事長ブログ

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特養の存在意義

今朝の日経新聞によると特養利用者の補足給付の条件上限を引き下げることを目論んでいるようです。
ある程度の財産や収入がなければ利用できない多床型特養からユニット型の特養に移行し補足給付という形で補填していたものを今回制限するという、何だかなという報道です。
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経営が悪くなれば特養を簡単に潰す社会福祉法人と契約主義の介護保険制度で福祉や地域貢献事業を行えという行政で今後の高齢者福祉はどうなってしまうのかとても不安です。
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大多数のユニット型特養は、サニーライフなどの低料金型有料老人ホームと比べ料金的には大差なくこれ以上利用料が高額になると利用者確保がより困難になります。高額所得者を利用者負担金2・3割負担で締め付けて、補足給付カットで1割負担の上位所得者を薙ぎ払うとユニット型特養の存在意義すら怪しくなります。
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日本国民で一番多くいる収入層の『遺族年金と国民年金合わせて月額10万円程度の人』達が安心して介護生活を委ねることが事ができるのが、国策としての特養であると信じていますが違う方向に行っているようです。やはり、生活状況や家族構成など行政が厳正なチェックを施し措置で利用者を厳選しなければ限られた税収での福祉的な救済は無理です。
何でマスコミや関連機関の先生達をはじめ政治家の先生達に理解されないのか不思議ですが、たぶん高額年金受給者や富裕層の人々には興味のない事なんだと思います。
あと25年もすれば、我々の多くがいなくなって超高齢化問題が解決されるのでしょうが、その間を地獄にせずに安心した老後生活を過ごせる、天国八王子東南部にするかが勝負です。
絹の道、やまびこケアセンター職員の皆さんの頑張りに掛かっていますので宜しくお願い致します。

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